保険の事

癌サバイバー

友達と保険の事について話した。私が癌になってから、たびたびでるワードで「保険」個人で全然価値観が違うので、説明してもわかってもらえないこともある。

ある友達は「終身保険」が良いという。文字の通り「身が終わるまで」同じ保険料の保険。死亡保険や医療保険があるけど、加入当時の契約の古い内容になってる。掛け捨てでないので、保険料は高い。解約時には返戻金があるタイプ。

お得に感じる方も多いと思うが、この低金利時代にそんなお金が貯まるシステムではなく…個人的には「保険は保険」「貯金は貯金」としたほうが良いのではないかと思う。

特に死亡保険は10年定期で良いのではないかと思う。何故ならば、子育て世代なら年々子供は大きくなるし、お金もかかる。なるべく支払いも安く期間ごとに必要な保障を備える事がベストなのではないか。

私は保険屋をしていたことがある。「セールスレディ」である。大手保険会者の生保レディを5年程。この性格が災いして、うまい言葉で勧誘することはできずでダメ生保レディだった。食べていくことも出来ないほど成績も悪く、バイトしながら仕事を続けるという地獄を味わった。

でも、そこで養った知識は本物かと思う。FP3級は取得済み。2級は2度ほど落ちて、保険屋は引退した。

保険貧乏だった。給料の20%ほども保険料を支払う。これは失敗。保険は自分の給料に見合った額を払い、備えるもの。

結局保険料を支払うことが出来なくなり、解約。そして癌になりました。あの時の保険があれば、今は少しマシな生活できてたかも。

そんな私が思う、保険ってやはり「一時金」の出るものがいいな。「癌と診断されたら100万」とか…でもできれば、300万くらいあれば生活費等々のお金で焦ることはないのかも。

私は道民共済に加入、散々お世話になった。電話1本で書類を送付してくれるし、給付金の入金も早かった。悔いは「生活が落ち着いたらがん特約に加入しよう」と思ってたのが出来ずだった。なので一時金は無し。

保険って、話聞くと「あれもこれも」つけておきたくなる。「備えるに越したことない」のだ。でもそれは生活に困ってないお金持ちの思考。一般ピープルは最低限必要なとこに保険を備えるべき。

癌で入院手術が決まった時、病院で「保険に加入してるか」とその保険に「先進医療特約」がついてるのかを聞かれた。私の癌は鼻の神経にあり、「放射線」か「陽子線」のどちらかの治療を受ける予定だった。陽子線の治療は約300万程かかるが、私が手術した年の4月に頭部への陽子線治療は保険適用になった。結局は「放射線治療」をしたが、病院で任意加入の保険内容まで聞くとは、少し驚いた。それは治療の選択肢に必要な事なのだ。お金があるかどうか…

入院給付金は1万円、癌と診断されたら100万、先進医療特約付き、死亡保険金100万で保険料は5000円未満が私の希望の保険

今はもう癌なので新しい保険には加入できません。元気なうちに、いろいろ保険を知っておくことをお勧めです。

任意保険ではなく、健康保険の「限度額適用認定証」の手続きを入院前にしておくと余計なお金と手続きがなくていいです。会社員は会社の健康保険組合、国民健康保険加入者は市役所区役所で手続きができます。

 

 

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