嗅神経芽細胞腫というがんになって5年経った ⑤

癌サバイバー

前回の続き

思えば、長い夢の中にいたような感覚。
手術までが大きな山で、その後の治療はゆっくり下山って感覚

いよいよ再入院。
前回よりも長く入院するので、当時20歳の娘と高校2年生の息子にいろいろと協力するようにと伝える。

再入院前に、何度か通院。
治療方針を決めるカンファレンス。
放射線治療時に使用する肩から頭にかけてつける型の作成
これは動けないように、治療のたびにつけるお面のようなもの。
髪の毛長ささえも型を取ったあとは変えないように指導を受けた。
そして、マウスピースも作成。
舌に放射線が当たらないように調整したもの。

入院が長いので持ち物も多い。
自分の体の心配より、子供二人の生活が心配で気が気でないのは覚えてる。

この入院では部屋を3度変更された。
比較的、元気なので動かしやすかったのではないかと思う。

放射線は70Gかけた。多いほうらしい。

初日は、緊張してた。
マウスピースを始めてで、口に入れると息がしずらい。
型を付けられると、ピクリとも動けない。目も閉じたまま。
この状態で、急に恐怖感襲われて一旦落ち着くまで治療を待ってもらった。
よくあることらしい。
私はこの日のみ。あとは早く終わりたい一心で我慢した。

治療は痛くもかゆくもない。でも時間が長く感じる。
目の神経が放射線に反応するらしく、目を閉じてるのに稲光みたいな光をたびたび感じる。
嫌な時間だった。照射の時間は少ないのだろうけど、放射線室に入って用意して終わるまでは15分~20分くらいかな。
毎回憂鬱だった。 土日は治療がない

平日呼ばれて放射線受けて、口腔外科の診察治療。
特別やることなし
でも最初の方は放射線の副作用の宿酔ってやつになって、とにかく吐き気や倦怠感
当時は抗がん剤よりもマシと思って、薬飲んでしのいでた。
大きな病院だったからか、痛みのコントロールは出来るので我慢しないようにって言われたのが心強くて。どんどん主張しようと思った。

放射線治療が進むと、毛が抜けて眉毛も鼻毛もまつげも無くなり、髪の毛は登頂部残して抜けた
放射線が当たったとこが抜けたのだと思う。
ひどい乾燥状態で、目も鼻の中も口も乾く。顔の皮膚も荒れて、口内炎もできる。
乾燥で寝れないことはよくあり、目に至っては未だに目薬は欠かせない。
耳鳴りもひどかったな

一日、4回の鼻吸入。これは毎食後と夜中の12時
とてもホラーな時間で、治療室に一人で行って吸入するのだけど大きな鏡があって、
それには見てはいけないモノが映っていそうで、見ないでダッシュで吸引してた。
今思うと、よく一人であの部屋に通ったなw
歯磨きは一日5回、それでも「磨き残し」があると指摘されてたな。口腔外科。厳しかった

放射線治療受けたら、歯を抜いたりできない。
歯の骨壊死が起こるらしい。
口腔外科に定期健診に通ってる。
虫歯が多い私。治療が命がけになろうとは思ってもみなかった。
もう少しきちんと歯医者さんにと後悔するもあとの祭りだ

聴くだけで、ガクブルになりような治療をしてる方もたくさんいて、その中でも私はマシだと思うと
ここでも、運がいいんだなと思ってた。

家の様子を聞くに、子供達は喧嘩してうまくやれてなかった。それぞれに言い分があり、窘めようもなく。
ご飯を食べない下の子の事は、とても心配だった。
家の手伝いもろくにさせなかった子供達。そりゃ、テンパるよね。

上の子には精神的にも体力的にも大変な思いをさせてるだけに、それ以上を望めず。
早く治療を終えて帰宅したいと思ってたな。

そんな時に、あの地震がおきた

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