定期検査

癌サバイバー

毎日忙しく、時間が倍速で進んで行く。どんどん年を取ってる感ハンパなし。

2月1日は三か月毎の定期検査日だった。1月中に検査予定だったが検査予約枠が一杯で、2月になった。

いつも通り、今回は造影剤使ったCT検査。頭から腰までの撮影だ。金属がついてる下着や洋服は着替えが必要になるので、着用せず。ゴムのズボン(今はパンツっていうのか??)上は膝までのワンピース。ヒートテックとブラトップの下着とおパンツ。金具は一切使ってないので着替え無し。

CT検査の受付が終わるとピアスをはずして、呼ばれるまで待つ。

コロナ禍なので、コロナについての問診票を記入。あとは造影剤入れるための注射針を腕にしてもらう。

この時間は、いろんな患者さんを診て思いにふける時間。車椅子で点滴をぶら下げてる方をみれば、自分が手術した時を思い出す。頭にハゲ隠し帽子をかぶってる方見れば、自分もかぶってたな~とか。不安そうな方みれば「そうそう、最初は不安。でも慣れる!」と心の中で思ったりする。そして、みんな元気になれるようにと祈るのだ。

私のように運が良ければ死なずに、あの手術から3年以上も元気でいられるのだから。

なんて事を考えてるうちに、注射の順番が来る。

大学病院の看護師さんは注射が上手。未だ失敗されたことない。多分、すごい人数をこなすので、注射のレベルもハイスペックなのだろうと思う。早いしうまい。美味しい定食屋のようなセリフだが、私はもの凄く信頼してる。

コロナだからか、冬のコートや荷物をゴロゴロのついた荷物入れで運んでくれる。注射して押さえながらの移動にたくさんの荷物あれば厄介だが、至れり尽くせりなのだ。

すぐにCT撮影の順番がきた。

看護師さんの後に続き、入室。ここで眼鏡ははずし、検査台に乗る。ここでも、ほかの病院ではしないけど、検査台にはシートが敷いてあり、靴のまま横たわる。靴を脱ぐ必要がないので、スピーディー。検査自体は10分程で完了する。

途中で造影剤が注射で打たれる。私は造影剤で具合が悪くなったことは無し。でも、造影剤の液が体に入ると、暑くなる。腰あたりはひどく暑く感じる事がある。でも痛い訳ではないので我慢できる。今回は腰のあたりがひどく暑い感じが無かったので、思いのほか快適に検査終了した。

こんな普段は感じない体の状態になる液体。体には良いはずもなく…放射線と良くない液体を使う検査。この検査で他に転移や異変を気づくのであろうが、いつも思う事は「こんなに普通の人の何倍もの放射線浴びて、長生きって出来るのだろうか??」という疑問。

疑問は誰にもぶつけることなく、今に至る。

検査後は検査結果を診察時に聞いてから帰る。結果でまでは小一時間程あるので、ここで小休憩する。飲み物を飲んでトイレタイム。

今回は歯科で歯ブラシの購入と鼻うがい用のペットボトル??歯ブラシは1本300円。鼻うがい用のペットボトルは1000円。至って簡単な作りの鼻うがい用ペットボトル。何故に1000円もするのか??毎回腑に落ちないが医療用品ってこんな物と自分を無理やり納得させる。が!!100均で取り扱ってくれてもいいじゃないか!と毎回思う。

今回の受診は患者が多かった。今までは少なかったのに。不思議。

いつも通りに担当に呼ばれ、鼻の中をファイバーカメラで診察。首回りの触診。CT検査結果。

今回も異常なし!!ほっとする瞬間だ。

いつもは診察終わると担当の先生が「次回は担当が変わるかと思います。」という挨拶がある。ここ2年程。でも今回は何も言わなかった。

先生の転勤が未定になったのか、もう散々挨拶済みなので省略したのかは不明。

これで、次回に担当医が変わってたら…と思うと、なんだか少し面白い。

次回の受診は5月。それまで、私に何もない事を祈るしかない。

造影剤CTと診察で会計は12000円程。これに薬代が別にかかる。私はJRで大学病院まで通うのでJR運賃代が往復で3000円弱。三か月に一度といえど、収入が低いのでかなりの痛手。

何かしら副業しなければ生きて行けないと思う。頑張ろう。

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