度々、タイミングが良い事が起こる。
これは昔からで、自分でも不思議だ。
なんでこのタイミグ??と思うこともあるが、結果オーライな事が多い。
今回は、このお年頃の方であれば遭遇することもあろう事。
私は30代で母親を亡くし、以降は親戚とも疎遠になり付き合いのある親戚と言えば、母方の従妹にある方くらい。兄弟の多い母だったが、末っ子と言うこともあり、もう亡くなってる方は多数。
母子家庭だった為、父方の親戚とは全く連絡は取っていない。
母の入ってる納骨堂に、母の兄のお位牌が置いてある。お墓はあるのだが、子供がいなかったので預かる方もいない。私と妹には「伯父さん」にあたる。その方を頼ってこの土地に移り住んだ。
小さい頃は父のいない私たち姉妹を不憫に思ってか、毎日自転車で遊びに来てくれた。母とよく「花札」をしてたのを覚えてる。
伯父さんの奥さん、そう伯母さんは「おばちゃん」と呼んでた。豪快に焼酎を飲む方で大きな声で話すのが、少しだけ怖かった。
伯父さんはほどなく倒れ、私達が知ってる伯父さんは、ほとんど寝たきりだった。伯母さんが介護しながら仕事してた。50代で亡くなるまでは。
そして一人になった伯母さんも、倒れて寝たきりになった。
ここまでが私が知ってることだった。生前、母がおばちゃんのお見舞いに行ったが話せる状況になくて、かなり重篤。長くないなと言ってた。
再婚だった伯母さんには、息子さんがいた。何故が幼い頃に伯母さんに連れられて、その息子さんの家にお邪魔した記憶。息子さんの奥さんと赤ちゃんを見た記憶。
私が大人になってからは会ったことはない。
伯父さんのお墓には毎回お参りに行く。墓石の横にお墓に入ってる人の名前と命日が刻んであるが、おばちゃんの名前は無い。毎回お参りの帰りに「まだ元気に生きてるのかな」なんて姉妹で話す。
先日、そのおばちゃんの名前を名乗る電話がかかってきた。「わかりますか?」と言われ、「わかります」
電話をかけてきたのは、おばちゃんの義理の娘さん。息子さんの奥さんだ。電話番号をお寺で聞いたらしい。
突然の電話で驚いた。連絡もらえるとは思わなかったからだ。
おばちゃんが亡くなった連絡。
義理の娘さんは「墓じまい」の連絡をくれたのだ。おばちゃんの息子のあたる御主人も今年の三月に亡くなったそうで、ご自身も70代でこれ以上の供養は難しくなるので「墓じまい」するとのこと。
7月に共同墓地にお骨を納めるので、連絡をくれた。
何度も家の電話にかけてくれてて、今回の電話がつながらなかったら、もう連絡するのは諦めようと思ってたそうで、ラストチャンスで私が電話を受けた。
この日は私の誕生日でもあり、このタイミングって…やはりお参りに行かなきゃならんと思った。
誕生日は妹夫婦祝ってもらい、晩御飯も誘われたが…どうしも一緒にでかける気がしないので断った。断らずに出かけてたら、お参りする機会は無かっただろう。
墓じまいの事を聞いて、母の入ってる納骨堂の事も考えなきゃならんと思った。
そういうタイミングがきたのだと思う。
コメント