今日であの手術から3年

癌サバイバー

6月28日、私にとっては特別な日だ。

「嗅神経芽細胞腫」という希少ガンにかかり、12時間の大手術を受けた日。三年前の今日、手術を受けた。今、思い出しても術後はかなりキツかった。でも、あの日に手術を受けたからこそ今がある。

選択肢は無かった。手術は受けるしかない。早期発見ではないが、手遅れでも無かった。腫瘍は脳に達してなかったのがラッキーだった。

勿論、手術中は全くわからない。でも目が覚めて子供達や妹夫婦の顔を見た時は、今でもハッキリと覚えてる。手術後は頭の皮膚が痛いってかだるい??感じで、喉に血が下がってきてるのをうまく吐き出すことが出来なくて飲み込み、吐いた事を思い出す。

もう一度同じ手術をしろと言われたら、やりたくないと思う。術後の感じもわかってしまってるので、辛い。でも、完治まで10年と言われてるこの病気は再発も多くて同じところにまた癌ができることがあると聞く。

再発したら、また手術うけるのかな。今はわからない。ただ、もう痛い思いするのは嫌だなという感情のみ

三年は早い。必死の三年間だった。

更年期と重なってしまい、自分の体調のコントロールが出来ない事がしばしば。体調が悪くても仕事には行かなきゃ生活はできない。その一心で体を動かす。

人間が凄いと思うのは「根性」で何とかなることも多いこと。これが「根性」で何とかならなくなる時がきたら…今は考えないようにする。

三年経って、回復したと思う所は「体力」。やっと仕事してた最初の頃よりは体力ついたので、少しだけ余裕が出てきた。

体重が増えて、足腰が辛くなったのは予定外だった。自分がこんなに太るとは思ってなかった(笑)会社の和式トイレでかがむのが非常にきつくて、どうしようかと思ってた矢先、ウオシュレット付きの最新様式トイレに改装されて、問題は一つ解決された。あとは制服が苦しいので少し痩せたいと思う。

回復してないところは、「臭い」。全く感じない。たまーに何かニオイがするような気がするが、ハッキリとはわからない。歳を取ると健康な人でも「臭い」は鈍くなるらしいので、しょうがいない。

ハゲたところも、戻らない。両耳から5~6センチ上の髪の毛が一円玉くらいはげてる。多分、頭を固定するのに器具を押し当ててたところだと思う。右後頭部には500円程のハゲがあり、ここも髪の毛が生えてこない。別に、超短髪にしてるわけではないので、誰に見られることもないがシャンプーで触るたびに気になる。でも痛いわけではないし、ハゲが広がるようなら諦めて坊主にしよう。ウイッグ被ればいい。

鼻は骨がないので、かなり下がった。眼鏡と保護メガネをつけて毎日作業するので、何もしなくとも下がると言われてた鼻は、申し訳ない程度についてる感じ。「五年したら形成外科を紹介する」と耳鼻科の担当医に言われたけど、痛いのは嫌だな。

眉間の痛みもたまになるので、痛み止めは手放せない。眼が乾くのも回復しないので目薬はずっと使うのだろうと思う。

まぁ、いろいろと不具合はあるが五体満足でパートながら仕事に毎日通えてるのだから「癌サバイバー」と言ってもラッキーな方だと思う。

今日は「第二の誕生日」。無事に迎えられたことに感謝。

生きることに執着はしてないつもりだが、せっかく「おまけ」をもらったのだから、自分がやってみたいこと、出来ることは挑戦してく。

ブログ、Twitter、インスタ、ハンドメイド、写真。

体調に折り合いつけながら、頑張ろう。やりきる!

アイキャッチ画像;PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像

 

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