はい!ぼんちゃんママです。うちのぼんちゃんはお風呂が嫌いです。いつも大暴れします。でも娘がお風呂入れると何故かおとなしい・・・何故っ!ジェラシー続きです。
遠くで誰かが私を呼ぶ…術後目が覚めたら、まず頭の皮膚が痛い。痛いっていうか痺れてるっていうほうが近い。「無事に終わりましたよ。部屋に戻ります」薄っすらと覚えてる。
部屋に戻って子供たちの顔見たら「あ~生きてる。生かされたな」って思った。手術時間は12時間ほどかかり大手術だったが、幸いに頭を開けることなく癌は取りきれたと言われほっとした。
一か月ほど前に鼻血を止める緊急手術を行ったばかりなので、術後様子は想像ついたが、想像以上に辛かった・・・
足のふとももから取った筋肉の膜で脳の硬膜とくも膜を取り替えた。脳水が減り、横になって寝ることが出来ない。ベットを45度くらいで寝る。これは脳水が元の量に戻るまで続いた。量鼻から管でてるので口呼吸。喉の奥に血や鼻水が落ちる。これを吐き出さなければならなかったが、出来ずに飲み込んでしまう。吐き気が収まらない。頭も痛いので痛み止めを使いまくる。何も病気では無いのに切った太ももも痛い。
夜中、大量に飲み込んだ血液のせいで吐いてしまった。ベッドから手術着からすべて血だらけに。動くことができないので、すべて看護師さん二人がかりでやってもらう。体や顔を拭いてもらい、寝ながら着替え。ベッドシーツの取り換え。大変だったに違いない。口呼吸で且つ、水分を飲んではダメだったので看護師さんが定期的に水を含ませた綿で口の中を濡らしてくれるのが救いだった。
痛みと気持ち悪さでウトウト。頭の皮膚が痺れるようなダルイような痛さ。45℃のベッドなので体も辛い。少し頭を動かすと、痛いしグルグルする。「思ってた通りの…いやそれ以上の辛さ。でも、長くは続かない。早く楽になりたい。」なんて事を思いながら半分寝てた。
口呼吸で乾くので咳が出る。でも、いきむと脳の新しい膜が破けて脳水が落ちてくる。そうなったら「死」かな。なんて事も考えてた術後の夜。
翌日、何か口から食べないと点滴が外れないため、吐き気の中お味噌汁の汁だけとゼリーをたべた。残念ながら臭いが全くないので味もよくわからない。大好きなお茶はちょっと苦い水。臭いが全くないって、こんなにも食べ物飲み物の感じが変わるって想像できなかった。
そしてトイレは、太ももが痛すぎて歩けず。尿の管を取るのは翌日にしてもらった。
術後3日間は思い出したくないほど、あちこち痛かった。でも4日目から、急に楽になった。飲み物のめるし、足は痛いけどトイレも行ける。
容態が落ち着いてきたので、看護師さんも「同じ病気で入院されてた方は病院食食べずにいつも買いぐらいしてたよ」とか、今も元気だということを話してくれた。私も早く良くなりたいと思った。
部屋は個室で快適だったが、隣のジジイがうるさかった。同じく個室だけど、手術後はずっと看護師さんを呼びつけて苦しいと訴えてた。大きな声も出せるし、ご飯はたべれてるようだったので私的には「元気だな」と思った。看護師さんは大変な仕事。高ストレス。
一週間が経禍。いよいよ鼻の管と脳の膜を支えてるバルーンを外す事に。処置室は見学のギャラリー(研修医らしい)がたくさん。小声で「初めて見る」と言っているのが聞こえる。担当の先生達も私もドキドキ。
血で固まってるので、管を外すのは痛かった。結果、脳の膜は固定されてて問題なし。あの時の先生達の嬉しそうだったな。「傷はとても綺麗で手術は大成功です!」なんて。でも興奮しすぎで、処置後の血を拭いてくれず。病室に帰り、鏡見てびっくり。自分で拭いた。
骨がなくなり、脳の膜は一部取り換えたせいで、「いきみ」は禁止。咳き込んだりくしゃみは破ける可能性ありと言われ、「いきめない」となれば便秘は厳禁なので、下剤で調整することに。頭の皮膚の痺れも個人差の為、治るのか不明。なんてこった。
そして個室から大部屋に移動。ここで他の癌サバイバーとご一緒させてもらい、いろいろな人生観を目の当たりにする。
簡単な病気では入院できないとこ…大学病院。私がクヨクヨするのも申し訳ないくらい皆戦ってた。
続きは明日~
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